Toyo Eiwa CLIL ReN 第4回研究会 発表内容・報告
12/17に行われました研究会の内容です。
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高校カリキュラムとCLIL教科
〜教科学習はCLILでどこまでできるか〜
(CLIL courses in Japanese High School program: Programed content courses)
渡邉 博司(スイス公文学園高等部
スイス公文学園高等部(KLAS)は日本国文科省の認定の高校です。生徒(全校180名)のほとんどは日本の中学校出身ですが、卒業時には英語圏の大学で学べる程度の英語運用力をめざします。そのために、バイリンガル教育を行い、ESLとCLILを効果的に組み合わせることで、第2言語獲得に効果を上げています。
本発表では、(1) 3年の教育課程の中に英語で学習する内容教科がどのように組み込まれ、(2) 英語獲得にどのような効果を上げているかを紹介しました。
資料はこちらからどうぞ
pdf: CLIL 研究会
アイリッシュ・ダンスで理解するアイルランド社会
(Irish Dancing in the Context of Society)
山下 理恵子(武蔵野大学・非)
本発表はアイルランド社会の変遷について、アイリッシュ・ダンスをモチーフにした映画やDVDを使いながら英語で授業するという試みについて報告したものである。アイリッシュ・スタディーズの講義の一貫であるが、ダンスという文化についてだけでなく、その背後にある政治的、社会的背景について考得させることを意図した。
学生とのコミュニケーションとして授業前後に英語(ときに日本語)のフィードバックを受け取り、それに対する返答によって相互コミュニケーションを心がけた。
文化に関するコンテンツについて英語を教える講義にどのように応用するか、またこうした試みによって学生の英語での思考能力、表現能力をいかに高められるかが今後の検討事項である。