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​活動レポート

J-CLIL第15回例会

10月5日(土)に行われました例会の報告です。

日時:2019年10月5日(土)午後2時~5時 場所:上智大学 四谷キャンパス 2号館 508教室

①「CLIL実践による生徒の変化 / Learners' Changes in CLIL Practice」(in Japanese)

高木由香里 Yukari Takagi(神奈川県立鶴見総合高校 Kanagawa Prefectural Tsurumi Sogo High School)

本発表では、本校でのCLIL実践による生徒の変化について、その実践の経緯や方法と共に報告した。中でも、英語を苦手とする生徒に対して、どのように単元をデザインして授業を進めたのかについて焦点を当てた。CLILの授業を通じて、内容に対する生徒の知的好奇心が高まり、彼等の内面を知れたことに言及した。最後にCLILの評価の仕方や授業中の英語使用状況、アンケートの集計方法に関する質疑応答がなされ、活発な意見交換で発表を終えた。

②「ESD CLIL授業実践報告(中高)/ A Practice Report of ESD CLIL (Secondary Schools)」(in Japanese)

白井龍馬 Tatsuma Shirai(横浜女学院中学校高等学校 Yokohama Jogakuin Junior & Senior High School)

横浜女学院ではESD(持続可能な開発のための教育)をCLIL形式でおこなっている。実施にあたって中学1年次からのカリキュラム編成を行った。今までに「生物多様性」「多文化共生」「エネルギー問題(主に電力に関する)」を指導してきた。英語力の向上だけでなく地球市民的価値観に根ざしたアクションプランを実行できた生徒も多く、プログラムの成功を実感している。今後はhard CLILに挑戦するなど、より多くの授業でCLILを実践していきたい。

③「CLILを活用した持続可能な開発目標(SGDs)リーダーシップ・トレーニング / SDGs Leadership Training: CLIL Based Lesson Planning」(in Japanese)

安部由紀子Yukiko Abe(東京女子大学 Tokyo Woman’s Christian University)

国連職員や米国・シンクタンク リーダーシップ・フェローなどの経歴を持つ実務家教員(発表者)が、国際社会で活躍するために大切な「リーダーシップ」と専門知識を、英語のIntegrated Skills を取り入れながら学べる教育方法を紹介した。また、教育現場でも広く注目をされる「持続可能な開発目標(SDGs)」の基礎知識や英語教育のコラボレーション手法についても事例紹介をした。研究発表に加え、CLIL教育の4C(Communication, Contents, Cognition, Culture)アプローチを考慮したアクティブ・ラーニングを2種類デモンストレーションし、会場にいる全員が参加した。

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