第33回J-CLIL例会
12⽉10⽇(⼟)に、Zoom+対面の ハイブリッドで行われました第33回J-CLIL例会の報告です。
1.白井龍馬(清泉女学院中高)
「中高CLIL実践とアセスメントの取り組み」
発表者はCLILにおけるアセスメントのあり方についての一案を、実践報告とともに行った。2021年度に発表者は、CLIL授業においてAssessment as Learning(AaL)を取り入れ、その効果について検証した。結果は2022年度英検研究助成報告書にて公開される。2022年度には、ルーブリックを用いて生徒の自己調整学習支援および成果物評価を行った。内容面と思考面の評価にはSolo Taxonomyを応用し、汎用性のあるルーブリックが作成できたと感じている。
2.
高木由香里(神奈川県立元石川高校)
「県立高校におけるCLIL実践報告」
本発表では、県立高校でのCLIL実践について、検定教科書を用いた授業案やタスクの作り方、ハンドアウトの工夫等を報告した。主にコミュニケーション英語Ⅰの授業で実施した、アパレル産業が抱える問題を扱った単元でのCLILについて説明した。
4つのパートから構成される同単元では、各パートで生徒に内容に関する問いを与え、それぞれの意見を交換しながら授業を進め、それらが単元末の表現活動につながるようにした。表現活動では生徒の意外な発想や着眼点が目立ち、他教科での学びが深まる瞬間が見られた。
質疑応答の時間では、多様な生徒に合わせた授業作りや、過去に実践したタスク等に関して活発な意見交換がなされ、発表を終えた。
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